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マツダ「MX-30」試乗 EVではなくまさかのマイルドハイブリッドだったがこれはこれであり

耐久性難ありのコルクはコーティングを開発して採用

内装はいろいろと実験的だ。水平基調のインパネにフローティングタイプのセンターコンソールが組み合わせられる。前席左右を隔てるセンタートンネル部分は立体的。インテリアの随所にコルク素材が用いられているのが大きな特徴だ。

風合いはよいのにこれまでありそうでなかったコルク素材のクルマへの採用。コルクは高温にも低温にも弱く、温度変化で形状が変わってしまう。だからこそワインの栓として有効なのだが、クルマの内装に用いるには耐久性の面で難ありだったというのが、なかった理由のようだ。

マツダは耐久性を高めるコーティングを開発して採用にこぎつけた。同社は1920年設立の「東洋コルク工業株式会社」がルーツ。MX-30に用いるコルク素材はワイン栓の端材という。

シートには前後とも素材の異なる2種類のグレーのファブリック素材が用いられ、車内を明るく見せる。シート形状は何の変哲もないが、適切なドライビングポジションに一家言あり(どこもあるだろうが、特に主張が強い)のマツダだけに、座り心地は悪くない。

ドア内張りやセンターコンソールといった腕が触れる部分にパッドがあるのだが、中のスポンジ量が多いのか、ふかふかで気持ち良い。へたれることなく長期間この状態が続いたら最高だ。ステアリング、ペダルとの位置関係も問題なし。調整代も十分。

ATシフターは操作系が独特で、Pのポジションから左に倒したところにR、N、Dポジションがある。特段使い勝手が良いとも悪いとも思わなかった。さまざまな機能が割り当てられたロータリースイッチの周囲にもスイッチがあって、どれも大きい。スペース的にもったいないと感じたが、運転中でも押し間違えることなく操作できるのがこのサイズというのがマツダの言い分だ。

後席中央のヘッドレストが常時張り出していて、ルームミラー越しにリアビューを確認する際にやや邪魔だが、その点を除けば視界も良好だ。

立体的と紹介したセンタートンネルまわりを中心に、小物入れが配置されるのだが、平面が少なく、例えばスマホをどこに置いても安定しないなど、使い勝手よりもデザインが優先されている。

モノを置く部分にもコルクが使われていて、視覚的なアクセントとしてうまく機能しているが、もう少し滑りにくい表面だったらなおよかった。センタースタック裏の小物入れは、スペースはそこそこ広いが、のぞき込まないと置いたモノが見えず、意外に使いづらい。自分のボルボで経験済み。

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みんなのコメント

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  • 2020/10/17 17:35

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    変だとか理解できないという人がいる一方、これいいねという人がいるあたりにこのクルマのコンセプトが結構うまくいっているというのがなんとなくわかった気がする。
  • 2020/10/19 14:18

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    MX-30の悪評が筆者を含め多すぎる気がする。
    車は,気にいった人だけが買えばいいのだから,買いもしない人が不評を書く場所じゃないと思う。

    販売台数が多い車でも気に入らない部分はあるはず、人それぞれある、だからいろんな車があっていいのでは。
  • 2020/10/16 21:20

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    子供の頃に父親が乗っていた車はみんなハッチバックだった。スバル360、レックス、シャレード、スターレット。前の人が降りないと、後ろの人は身動きできなかったが不思議と不便だとは感じなかった。MX-30もきっと言うほどには面倒くさいものではなく、慣れれば気にならないと思う。ところで僕はCX-30と車体を共有していると思っていたのだが、厳密には違うのだそうだ。基本のアーキテクチャーは同じだが観音ドアにしたのとEVバッテリーを床下に積むために、かなりの部分を補強したり素材を変えたとのこと。おそらくEVになってエンジンが取り払われバッテリーが床下に並べられると重心点が下がり、乗り味もだいぶ変わると思う。

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